TOEIC600点を超えるために一番必要な力って何だと思いますか。
- 文法
- 単語力
- リスニング力
- リーディング力
当たり前なんですけど、TOEIC600点を取るためには結局全部必要です。
でも、もしあなたが英語が苦手と感じているならまず優先すべき項目があります。
それは、リスニング力を上げること。
今回は、TOEIC600点を超えたいあなたが一番優先してやらなければいけないリスニングについて書いていきます。
もくじ
なぜリスニング力アップを優先するべきなのか
私たちが600点越えを目指しているTOEIC L&Rテストには、リスニングとリーディング部門がありますが、以下の表のようにスコアの平均点はリスニングの方が毎回高くなっています。
リスニング | リーディング | トータル | |
2019年10月 | 326.6 | 270.9 | 597.5 |
2019年9月 | 321.2 | 261.9 | 583.1 |
2019年7月 | 321.9 | 259.6 | 581.5 |
2019年6月 | 321.4 | 262.3 | 583.7 |
参考資料:TOEIC公式サイト
平均点が高いということは、リスニングスコアのほうが取りやすく、そして上がりやすいと言えます。
英語が苦手な私もリスニングのスコアのほうが高く、音読トレーニングやディクテーションを行うことによりスコアを上げることができました。
また、リスニングは勉強しやすいという利点もあります。
よって英語が苦手な方は、まずリスニング力を上げることを最優先にすることをオススメします。
TOEIC600点を取るためには他の勉強も確かに必要です。
でも、あなたが現時点でTOEIC600点に到達していない場合、英語が苦手とか、英語ができないという意識が高いですよね。
その意識って、英語の勉強にとても弊害が大きいんです。
どういうことかというと、同じように勉強していても、頭に入りづらかったり覚えられなかったりするってこと。

ですから、英語に対する苦手意識を克服するためにも、まずはスコアを上げやすくて勉強しやすいリスニング力を上げることがオススメです。
リスニング力を上げるための勉強法
先ほど、リスニング力は勉強しやすいと書きましたが、具体的に解説していきますね。
TOEIC600点を超えていないあなたには「英語が苦手」とか「英語が嫌い」というアレルギーのようなものがあります。

そんな恐ろしいアレルギーを持ったまま、文法の勉強をしたり単語を暗記したりするとどうなるでしょうか。

そう、さらに症状が悪化する可能性があるんです。
経験ありませんか?
英語が苦手だなと思いながら勉強を続けていたら、さらに嫌になってしまったこと。
TOEICの問題を解いてもわからないところだらけで焦り、単語帳を買ってみたけど続かず、さらに文法の本を読んでみても頭に入らなくてショックを受ける。

こんな感じで、英語を見るのも嫌な人が勉強を闇雲に始めると、ますます英語嫌いが加速してしまいます。
私も英語の勉強を始めたとき、このループに陥ってしまいました。
自分の頭の悪さや継続力のなさ、記憶力のなさに打ちのめされて、さらに英語が苦手になってしまったんです。
そんなとき、自分のレベルに合った英語をひたすら音読するというトレーニング方法に出会いました。
勉強が嫌いな私にとって、この筋トレのようなトレーニングはとても勉強しやすくて継続することができたんです。
だって、
「あーわからない!」
とか、
「覚えられない!」
というストレスがなかったから!
これ、かなり大きな利点です。
そして、ただひたすら音読を行なった結果、初めて受験したTOEICで、リーディングが80点なのにリスニングのスコアが275点取れたという奇跡(笑)。
リーディングのスコアがヒドすぎて、そっちの方が気になるかもしれませんが、今はリスニングのお話なので無視してください(無視できないくらいですが…)。
このように、トレーニングで上げることが可能なリスニングから勉強を始めてみることをオススメします。
リスニング力が上がるとどうなるのか
では、リスニング力が上がると実際の感覚はどうなるんでしょうか。
私の場合、今までは英語を聞いたり見たりするだけで、
「無理」
って拒絶反応が起きてしまっていました。
でも、リスニング力を上げたことによりアレルギーがなくなって、英語を自分から聞いたり読んだりするようになりました。
英語が苦手な人は、英語を見たり聞いたりしただけでも「嫌だ」って感情が湧いてしまいます。
その感情は、英語を頭からシャットアウトしてしまうほど悪い影響を与えます。
ですから、まずは英語に対する苦手意識を取り除かないと先に進むことができないということを認識しましょう。
音読によってリスニング力を鍛えることができると、英語にどんどん慣れてくることを実感することができます。
音読はスクリプト(英語の台本)を見ながらトレーニングするので、目も英語に慣れてくる利点もあります。
すると、英語に触れても嫌な感情が起きなくなり、逆に「この単語はどんな意味だろう」とか、海外ドラマを見て日本語訳を読んでいても、英語を耳で聞こうとするなど英語に対して前向きな姿勢が生まれてきます。
こうして英語に慣れることにより、この先の勉強が楽になっていくという訳です。
リスニング力アップが一番最強説
他の記事でも書いていますが、英語ってリスニング力が一番大事です。
TOEIC600点を取る必要がある方は、英会話も必要な環境にいると思いますが、英会話に一番必要な力ってどれだと思いますか?
それはリスニング力です。
よく、出すことが重要だと言われてアウトプットを必死で練習している人もいますが違います。
なぜかというと、相手の言っていることがわからなければ会話を進めることができないからです。
例えば、
「What kind of food do you like?」あなたはどんな食べ物が好きですか?
と質問できたとしましょう。
相手が教科書通りに、
「I like chocolate.」
と、簡単な英語で返してくるでしょうか。
絶対にそんなことはなく、色々な話をくっつけて会話してきます。

私がインドで瞑想コースに参加したとき、周りに日本人は誰もいなくて、イタリアとアルゼンチンの人だけが外国人であとはインド人という環境でした。
瞑想の体験とか色々と聞きたくて質問をするんですが、結局返ってくる言葉が聞き取れず、会話がそこで終わってしまうことがしばしばあって、本当に悲しい思いをしました。
質問できても、聞き取れなきゃ会話にならないから質問する意味がない
と痛感したんです。
TOEICの勉強は英会話には役立たないって話をたまに聞きますが、そんなことはありません。
TOEICの勉強でリスニング力を鍛えることにより、必ず英会話にも役立ちますので、安心して勉強を続けてください。
音読トレーニングの教材はスタディサプリ がオススメ
とうことで、リスニング力をアップさせることがTOEIC600点への近道ということを解説してきました。
私がリスニング力を上げるために行ったトレーニングは、音読・ディクテーション・シャドーイングです。
その中でも特に力を入れたのが「音読」と「ディクテーション」。
この2つだけでもリスニング力はかなり上がります。
音読とディクテーションについては以下の記事を参照してください。
-
-
なぜ音読がTOEICスコアを上げるのか?TOEIC600点には音読が必須
現在は、TOEICのスコアをアップするための様々な情報が溢れていますので、どれが自分に合った勉強法なのか、迷ってしまいま ...
続きを見る
-
-
音読の次はディクテーション!リスニング力を強化してTOEIC600点を取る
あなたはリスニングが得意ですか。 得意であれば、TOEIC600点は目前のところまで来ていますので、ぜひこの記事を読んで ...
続きを見る
音読とディクテーションを行うためには、音声とスクリプト(文章)が必要で、短い文章を何度も繰り返し聞くことができる教材を準備することをオススメします。
今は、スマホもあるし、様々なアプリや教材が出ているので選ぶのに悩みますよね。
TOEIC470点から600点に上げる時に使ったスタディサプリTOEICは、とても使いやすくてオススメです。
このアプリを1年間使い倒しましたが、こんなに音読とディクテーションがトレーニングしやすいアプリはない!と感動しました。
私が音読やディクテーションを行なっていたとき、まだこのアプリはありませんでしたので大変だったのを思い出します。
では、スタディサプリの何がいいのかを少し書いていきますね。
音読に最適な仕様
スタディサプリTOEICは、すべて(Part5は除く)の問題に音声がついていて、どのパートでも練習することが可能です。
以下の写真は、スマホのスタディサプリTOEICの画面ですが、音読したい教材の「本文チェック」というところで練習をします。
このように、それぞれのフレーズをクリックすればリピート再生することができ、一番下の矢印を押せば全文を再生させることができる仕様になっています。
音読は、フレーズ毎(一つの文章)で繰り返すことをオススメしますので、これはとても便利な機能です。
ディクテーションがアプリで出来る
さらに、スタディサプリTOEICでは、ディクテーション機能がついています。
ディクテーションは英文を聞き取って紙に書いていく練習法ですが、このアプリには入力機能が付いているので電車でもできるというわけです。
このように、喉から手が出るほど欲しかった機能が満載になっています。
まとめ
以上、リスニング力をアップする必要性についてまとめてきました。
英語が苦手でもTOEIC600点は必ず取ることができます。
でも、取るためには継続することが大事。
継続するためには英語に慣れることをまず優先させることが必要です。
そのためには音読とディクテーションでリスニング力をつけることがオススメ。
そうすれば英語に慣れることができ、その後の勉強に興味が出て続けることができます。
諦めないでぜひ頑張っていきましょうね!