ここでは、Part2の具体的な勉強法を解説していきます。
Part2は、問題用紙に何も書かれていないパートであり、なおかつ引っ掛け問題が多いため、集中力がとても必要になります。
しかし、選択肢が3つで、英文も短いので、私はPart1の写真問題の次に好きなパート。
よって、記憶力も必要になるPart3,4に比べると楽なパートなので、勉強して正解率をアップさせましょう。
もくじ
Part2はディクテーションをメインに勉強する
Part2も、Part1と同じようにディクテーションをメインに勉強を行います。
特に英語が苦手な方は、このPart1と2のような短い文章でディクテーションを行って、英語を聞き取れるように練習することをオススメします。
ディクテーションとは
ディクテーションとは、聞いた英文を書き出すこと。
ディクテーションを行えば、必ず英語を聞き取れるようになります。
全く英語ができなかった私が、このディクテーションによってリスニングが得意になったくらいですから、効果は保証します。

といっても、私だけの効果では信用されないと思いますので、以下の参考記事もぜひご覧ください。
参考記事:ディクテーションの効果を徹底解説!
ディクテーションって面倒だけど効果は保証付き
Part1でも書いたので重複しますが、ディクテーションは大変だし時間がかかるし、ハッキリ言ってかなり面倒な勉強方法です。
特に、やり始めは単語がなかなか聞き取れないので、途中で嫌になってしまうこともあります。
リスニングの勉強には、音読とシャドーイング、そしてディクテーションが有名ですよね。
もちろん音読とシャドーイングにも効果はありますが、ディクテーションはさらに大きなメリットが2つあります。
まずひとつめは、集中的に英語を聴く力がつくこと。
字にしなければいけないと思った時点で、聞き取らなきゃと思うので、集中力がガーンと上がります。
聞き取ろう、聞き取ろうとする気持ちが強い = 細かい音に集中できるという仕組み。
もうひとつのメリットは、何度も同じ音を聞くことになるので、耳が英語の音に慣れてきます。

そうそう。
ただ聞いているだけだと聞き逃してしまう音も、書き取る必要性によって、耳が音としっかりと捉えにいきます。
すると、今まで聞き逃していた音も耳に入るようになり、最初は20回聞いても聞き取れなかった英文が、だんだん聞き取れるようになります。
すると、今度は聞き取れた単語がどんな意味かを知りたくなるので、さらに意味も頭に入るという訳です。
Part1,2はディクテーションをメインにする理由
リスニングの勉強には、音読とシャドーイング、そしてディクテーションがあります。
Part3とPart4では、音読とシャドーイングをメインに練習します。
もちろん、Part3,4もディクテーションを行うのが一番いいのですが、とても時間が掛かるので、途中でいやになってしまい、勉強も辞めてしまう可能性が高いんです。
ですから、この短いPart1と2だけは、ディクテーションを行うようにしましょう。
短いので達成感もあるし、力も付くのでオススメです。
Part2の勉強法概要
では、Part2の勉強法概要です。
Part2の勉強法
- 問題を解く
- 答えあわせ
- 精読する(問題と選択肢)
- ディクテーションを行う
- 余裕があればシャドーイング(10回)
※同じ問題を1から5まで3回繰り返す
それぞれ詳しく解説していきます。
1.問題を解く
どの教材を使って勉強していても同じですが、まずは自分の力で問題を解いてみます。。
毎回本番のつもりで解くことが大事。
2.答え合わせ
問題が解き終わったら、解答を見て答え合わせをします。
解説があると思いますので、正解した問題であっても必ず読んで理解するようにしましょう。
3.精読する
TOEICに限らず、問題を解いた後に答え合わせをして終わってしまう方も多いんですが、どの英文であっても必ず精読することをオススメします。
精読とは、英文をしっかり分析しながら読むことです。
精読とは?
- 発音をチェック
- 単語の確認(意味と品詞)
- 主語と動詞の確認
- 文法の確認
- 全体の日本語訳の確認
かなりやることが多いんですが、Part1とPart2は文章が短いので、この2つのパートだけでも精読をしておくと、英文に慣れてくるのでオススメです(余力があればPart5も)。
その際、問題文だけではなく、選択肢の(A)(B)(C)(D)も精読しておきます。
4.ディクテーションを行う
精読が終わったら、いよいよディクテーションです。
1冊ノートを用意して、聞き取れる単語を書いていきます。
例えば、Part1の問題で「He's opening the door.」という英文があるとします。
最初に聞き取ったときに、「He」しか聞こえなかったらノートに「He」と書いて、また英文を最初から聞きます。
次に「the door」が聞こえたら、聞き取れていない単語「opening」の隙間を空けておき、「the door」と書きます。
このようにして、何度も聞いて、聞こえた単語を埋めていくということです。
このサイトでオススメしているアプリ、スタディサプリTOEICを使うと、このディクテーションをアプリで行うことができますので、通勤電車でも練習可能です。
5.余裕があればシャドーイング
ディクテーションをすると、何度も英文を聞くことになるので、練習はこれだけで十分です。
しかし、もし余裕があればシャドーイングもやっておきましょう。
シャドーイングとは、英文を聞いてそのまま口から発音するという方法です。
特に精読をした英文を練習することが効果的なので、精読をしてなおかつディクテーションをしたPart1をシャドーイングすることは、さらに効果があるということになります。
もしシャドーイングも行う場合は、10回を目安にしましょう。
1から5までの工程を3回繰り返す
ひとつの問題に対して、今説明してきた1から5までの練習を、最低3回は繰り返すようにします。
例えば、ディクテーションを行なった場合、最低でも10回は同じ英文を聞くことになります。
3回行うと30回は聞きますよね。
音読でもなんでもそうですが、やはり最低同じ英文を30回以上は聞く必要があります。
回数に関しては、いろいろなサイトや書籍から、効果的な回数を調べたサイトが面白かったのでリンクを貼っておきますね。
参考:英語の音読は何回すれば良いのか? 本やネットの意見をまとめてみた
Part2の勉強にはスタディサプリがオススメな理由
このサイトでは、スタディサプリTOEICを使った勉強法をオススメしています。
なぜかというと、スタディサプリTOEICは、初心者の方でも挫折することなく勉強を進めることができるように構成されているからです。
特に、リスニングが苦手な方は、スタディサプリTOEICぜひ試してもらいたいんです!
なぜなら、リピート機能も完璧だし、特に先ほどご紹介したディクテーション機能もついているからです。
ディクテーションは、聞いた英語を紙に書いていく必要がありますので、通勤電車で立ったままだと少し辛い勉強法です。
しかし、スタディサプリTOEICなら、アプリでディクテーションができるようになっているので、かなり便利なんです。
ぜひ、スタディサプリTOEICを使ってリスニングスコアを上げていってほしいと思います。
パーフェクト講義をつかったPart2勉強法
それでは、パーフェクト講義の内容を解説していきます。
まず、Part2の構成は以下の通りです。
- Part2の概要と学習法(動画解説)
- 例題と演習1 慣用表現
- 例題と演習2 ひねった応答
- 例題と演習3 「似た音」を使った引っかけ
- 例題と演習4 why対策
- 例題と演習5 WH疑問文
- 例題と演習6 否定疑問文
- 例題と演習7 付加疑問文
以下は、パーフェクト講義のPart2対策の、最初に表示される画面です。
このように、まず概要と学習法を動画で学び、パターン別の例題(動画解説付き)で練習をしてから演習に進み、トレーニングを積み上げて実力をつけていきます。
概要と学習法
以下の画像は、Part2の概要と学習法(動画講義)の画面で、まずPart2の全体を把握します。
この2つは、関先生の動画講義になっています。
スタディサプリTOEIC講師である関先生の講義は、面白くてわかりやすくて、本当にオススメです。
例題
概要と学習法を確認したら、例題に進みます。
ここで問題を解いたとき、正解してもしなくても、下にスクロールして解説を読み、そして精読を行います。
精読とは?
- 発音をチェック
- 単語の確認(意味と品詞)
- 主語と動詞の確認
- 文法の確認
- 全体の日本語訳の確認
例題の動画講義
次に、例題の動画講義に進みます。
TOEIC満点保持者である関先生の講義はとても面白くてわかりやすいので本当にオススメです!
ひとつが5分前後というとても短い動画なので、気軽に見ることができるのも特徴です。
TOEICあるあるも教えてくれるので、動画は必ず視聴しましょう。
ディクテーション
動画講義で大切なところを確認したら、いよいよディクテーションです。
上記の画像のように、スマホでディクテーションの練習ができるので、わざわざ紙とペンを用意しなくても、通勤電車でもトレーニングができます。
音マークを何度も押して、何度も聞いてください。
そして、もうこれは聞き取れない!と悔しい思いをしたら(←ここ大切)、1文字ヒントボタンを押すようにします。
このトレーニングを行なっていくことで、かなり聞き取りのレベルが向上します。
最初は大変ですが、とにかく諦めずに繰り返し聞いてみてください。
必ず耳が慣れて、英語の聞き取りが楽になります。
シャドーイング
時間があれば、シャドーイングもやっておきましょう。
ただ、Part1と2は、できるだけディクテーションの時間を優先することをオススメします。
なぜなら、まず耳を英語に慣れさせるためには、ディクテーションのほうが効果的だからです。

ディクテーションで聞き取れる耳を作ってから、音読やシャドーイングを行うことが、リスニングでスコアを取ることができる秘訣なんです。
じゃあシャドーイングは?と心配になるかもしれませんが、長文のリスニングであるPart3と4で嫌というほど行いますので、安心してください。
どのくらいの量をこなせばいいの?
Part1でも解説しましたが、例題と演習問題を最低でも3回は解くことをオススメします。
この3回という回数の根拠ですが、私が様々な本やサイトを見て自分なりに検討してみたところ、3回は回すという方の意見が多く、この量がベストだと自分でも実感しています。
自分に合った回数を見つけることが大切ですが、ある程度目安となる仕様を頭に入れておくのもオススメです。
基本は、ヒロ前田先生の3回チャレンジ法です。それに自分でアレンジしてみました。
3回同じ問題でのトレーニングを行うと、単語も覚えるし、問題パターンも頭に入ってくるので、問題を解くことがどんどん楽になってきます。
3回は、一気に3回解くのではなく、パーフェクト講義のPart7まで終わったらまたPart1から解くということを3回繰り返すほうが効果的です。
私は最初、とりあえずPart1を何度も繰り返してから次のPart2へ、という方法で行なっていました。
しかし、正解を覚えていることがあり、適当に問題を解いてしまうことが多かったんです。
そこで、Part7まで終わらせてから、また最初に戻って問題を解いてみると、忘れていることが多くて勉強になりました。
私はこの方法のほうが、自分に合っていると思ったので、現在は最後までやって解くことを行なっています。
また、動画は最低1回は確認、時間があれば2回視聴します。
このようにして、スタディサプリTOEICのパーフェクト講義を使いこなしていけば、苦手なリスニングもかなり上達しますので、ぜひアプリを使ってみてください。
リスニング対策にはこれ以上のものはないと断言できる程の神アプリです。
公式問題集を使った勉強法
私は600点を取るまでは、スタディサプリTOEICのアプリを使っていましたが、600点を取ってからは公式問題集を使って勉強しています。
1冊の公式問題集には、2つの模試が掲載されていて、それぞれPart1からPart7まで3回勉強するようにしています。
Part1の公式問題集勉強法
- 1回目:問題を解き、ノートにPart1の全文のディクテーションをする
- 2回目:問題を解いて、間違ったところだけディクテーションをして、正解は音読10回
- 3回目:問題を解いて、間違ったところだけディクテーションをして、正解は音読10回
このように行なっています。
実際、3回目は全問正解レベルになりますのでディクテーションはせず、英文を音読するだけになります。
まとめ
以上、Part2の勉強法について解説してきました。
Part2は問題数が多く、しかも問題用紙になにも書いていない、かなり過酷なパートです。
しかし、ディクテーションで英語に慣れていくと、文頭も聞き取れるようになるので、得意なパートに早変わりです。
実際、英語が苦手な私でも得意とするパートです。
効果が高いディクテーションの練習には、スタディサプリTOEICのアプリがオススメです。
忙しい社会人の方が勉強を続けるには、まず環境を整えることがとても大事。
スタディサプリTOEICはいつでもどこでもスマホで勉強できるので、TOEIC600点を目指している方には使ってほしいアプリです。
1週間のトライアルもできますので、ぜひディクテーションや動画視聴を試してみてください。