「TOEIC600点を取るために必要な勉強時間ってどのくらいだろう…」
と、漠然と不安を感じていませんか。
よく、1ヶ月で600点を取りました!
とか、
3ヶ月で600点を取る方法
など、巷には「600点なんて短期間で取れますよ」的な情報もありますよね。
でも、人それぞれ出発点が違うので、誰もが短期間で600点を取れるわけではないのが現状です。
あなたにも英語を勉強をしてきた過去があり、また、得意な分野と不得意な分野があるはず。
このように、もともと持っている土台が違うので、同じ目標でも必要な勉強時間は人それぞれ違うんです。
今回はその土台も考慮に入れつつ、TOEIC600点を取るために必要な勉強時間について解説していきます。
もくじ
自分の英語勉強経験を再確認する
TOEIC600点を目指しているあなたには、英語を勉強した経験が必ずあります。
例えば、以下のどれに当てはまるでしょうか。
- 学生時代、英語が得意で勉強が好きだった人
- 学生時代、英語が大嫌いで、全く勉強してこなかった人
- 学校にあまり行っていなかった人
- 大学受験をした人、していない人

このように、同じTOEIC600点を取るという目標であっても、英語の経験値が全く違いますよね。
よって、スタート地点が違うので、ゴールにたどり着くために掛かる時間も労力も、人それぞれ違うということになります。
中学1年で英語を諦めてしまった管理人
参考までに、管理人の挫折した理由を書いていきますね。
小学校のとき、アメリカからホームスティに来ていた兄弟が教室に遊びにきました。
その時、英語ができるようになってこの子たちと話したい!と思ったことをよく覚えています。
そして中学生になり、楽しみにしていた英語の授業が始まりました。
しかし、担当の英語の先生が苦手で、授業を聞くのも嫌になっちゃったんです。

そうなんですよね、本当にバカでした。
中学1年で挫折したということは、全く基礎がない状態です。
それこそ、アルファベットはわかるけど、文になるとわからないレベルでしたので、テストもほとんどカンで解いていました。
このレベルから勉強しなければならなかったので、めちゃくちゃ大変だったことは想像していただけると思います。
TOEIC930点をあっという間に取った私の友人
逆に、私の友人でTOEIC930点を取った人がいます。
関西の有名な理系の大学を卒業し、国内の大企業に就職後、TOEIC700点程でアメリカの外資系企業に就職しました。
その後、TOEIC専門の短期集中講座を受けて930点を取得。

この時、人によって土台が違うことを改めて認識しました。
もし、私が同じ学校に行ったとしても短期間で230点アップは無理です。
なぜなら、基礎が全くない頭の悪い私が学校に行ったとしても、スコアは簡単に上がらないからです。
このように、人にはそれぞれ過去に積み上げてきた土台があります。
その土台を認識することで、自分がこれから勉強に必要な時間がどのくらいかがハッキリするんです。
TOEIC600点までの時間は人によって違う
資格を取得しようと決めたら、まず考えることって何ですか?
時間と費用が浮かぶかぶのではないでしょうか。
資格の難易度が高ければ高いほど、時間も費用も必要になりますよね。
費用は、独学か学校に行くかによって変わってきますので、自分に合った学習方法を選択することになります。
関連記事:スタディサプリTOEICの料金はいくら?費用と他の勉強法と比較してみる
では、時間はどのくらい掛かるのでしょうか。
現在は、様々な情報をインターネットで見ることができますので、TOEICに関する勉強時間も調べることができます。
しかし、前章で書いた通り、勉強してきた背景が違いますので、必要な勉強時間も人それぞれ違います。

また、得意な分野と不得意な分野によっても変わってくるので、その分も考慮する必要があります。
例えば、数学は好きだけど英語は苦手。
とか、皆さんにも得意や不得意がありますよね。
自分の得意なことなら、簡単に覚えられたりできたりするけど、苦手なことになるとなかなか進まない。
こんな経験、あなたもお持ちだと思います。
以上のことを踏まえると、全く勉強してこなかった人、もしくは英語が苦手な人がTOEIC600点を目指すのには、人よりも多くの時間が必要になります。
でも、ここで悲観しないでください!
人よりも時間がかかってしまうかもしれません。
でも、勉強を続けていれば、いつか必ず目標に達することができます。
継続は力なりです。
ですから、英語ができる人と比較するのをまずやめましょう。
「私はこんなに時間を使って勉強しているけど600点いかない」と悲しまないでもらいたいんです。

気持ちはわかりますが、人は人、自分は自分という強い気持ちを持ち続けましょう。
勉強を続けた結果、TOEIC600点を取得できたときの喜びは、勉強が辛かった分大きくなります。
ぜひ、取れたときの気持ちを想像して、勉強を継続していくことをオススメします。
TOEIC600点を取るために必要な勉強時間の目安
必要な勉強時間は人それぞれ違うことを確認してきました。
しかし、おおよその目安は知っておいたほうがいいですよね。
TOEIC600点を取るために必要な勉強時間の目安を、インターネットで調べてみました。
TOEICのスコアを100点上げるのに必要な学習時間は「200-300時間」です。つまり、TOEIC400点の人がTOEIC600点を目指すなら、だいたい400-600時間の学習時間が必要になるということです。
ですので、TOEIC400点の人は3ヶ月で400時間が目安の勉強時間となります。1日あたりに換算すると、1日4.44時間です。
参考サイト:語学・留学総合サイトschool with
TOEICの魅力は、勉強すれば確実にスコアが伸びることにあると思います。一夜漬けでは、英語力がない段階で高得点は取ることは難しいですが、勉強すれば確実にスコアが上がります。私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。
参考サイト:マイナビニュース
他のサイトをチェックしてみても、だいたい100点アップにかかる時間は、平均で200-300点でした。
以下の表は、現在の点数からTOEIC600点を取るまでに必要な時間です。
TOEIC600点を取るまでにかかる時間 | |||
現在の点数 | 600点まで掛かる時間 | ||
100点 | 1,000〜1,500時間 | ||
200点 | 800〜1,200時間 | ||
300点 | 600〜900時間 | ||
400点 | 400〜600時間 | ||
500点 | 200〜300時間 |
例えば、現在の点数が300点前後の場合は、600〜900時間の勉強が必要です。
3ヶ月後に600点を取りたい場合には、1日6.6時間〜10時間の勉強が必要ということになります。
私が勉強してきた時間
では実際に、管理人である私が勉強してきた時間を公開します。
途中で何度も勉強をやめているので、参考にならないかもしれません。
しかし、ぜひダメな例として参考にしてください。
第1シーズン(TOEIC200−355点)
最初に受けたTOEICの試験はTOEIC Bridgeでした。
TOEIC Bridgeとは、英語学習を始めたばかりの方を対象としたテストのため、高校生や若者たちに紛れて受けました。
テスト結果が残っていないので正確なスコアがわからないのですが、TOEICに換算したスコアがめちゃくちゃ低くて(200点くらいだった)でショックを受けた記憶があります。
このころは英会話教室に週2回通っていましたが、英検3級の面接で落ちるという、今でもトラウマに残る恥ずかしい経験をしています。

一旦勉強をやめてしまいましたが、また再開して近所の違う英会話教室に通ったり教材を買って音読を中心に勉強して、2008年1月に初めてTOEICを受験しました。
その時のスコアは 355点(リスニング:275、リーディング:80)↓。
初めてTOEICを受けたときの感想は、今でも覚えています。
- 難しい
- Part5はほとんど適当にチェック
- Part7は半分で終了
- とにかく2時間ぶっつづけはつらい
まぁ、今も同じような感じですけど…。
この時期の勉強時間は以下のとおり。
英会話:週2h×4週間×12ヶ月=96h
復習や教材を使って勉強した時間:週3h×4週間×12ヶ月=144h
合計:約240時間
第2シーズン(TOEIC355-470点)
一度TOEICを受けたら難し過ぎてショックを受け、また1年半ほど勉強しなくなってしまいましたが、また再開することになりました。
なぜなら、英語ができないのに外資系の会社に入ってしまったからです。
英語は必要ないとのことで入社しましたが、徐々に英語が必要な環境になったため、会社近くの英会話教室に通うことに。
この英会話スクールは厳しいところで、毎回1時間のレッスンを録音し、次のクラスまでにノートに書いて提出するという宿題がありました。
いわゆる、ディクテーションという勉強法です。

そうなんです。
最初は全然聞き取れないので、ノートが空白だらけ。
でも、1年続けていくうちに聞き取れる部分が増え、掛かる時間も減ってきたんです。
また、上司に薦められた音読を試してみたりしました。
機関車トーマスのCDを買って繰り返し聞いた後、音読とシャドーイングをする方法です。
その結果、2011年7月に受けたTOEICは 470(L315,R155)点でした。
音読やディクテーションはリスニングだけではなく、リーディングのスコアも上がるんだなと実感。
この時期の勉強時間は以下のとおりです。
英会話:週1h×4週×15ヶ月=60h
復習にかけた時間:週7h×4週×15ヶ月=420h
機関車トーマスの音読:週5h×4週×3ヶ月=>60h
その他、文法の本や中学校単語の本=100h
合計:約640時間
第3シーズン(TOEIC600点)
会社を退職後はしばらく引きこもっていましたが、時間があるので勉強しようと思い、別の英語教室に通いました。
しかし、半年ほど通って辞めてしまいます。
この時、もう私は二度と英語は勉強しないと決めました。
何度チャレンジしても、途中でやめてしまう自分に嫌気がさしちゃったんです。

よって、全く英語に触れなかったブランク期間が5年ほどありました。
しかし、2017年4月ころ、夜寝るときに「私は死ぬとき、何を後悔するのかな」とふと考えたんです。
出てきた答えはなぜか「英語」でした。
「これで英語を勉強するのは絶対に最後にする」、そう決めてまた勉強を始めたんです。
そして、2017年9月にスタディサプリTOEICに登録、1年後の2018年10月に600点を取ることができました。
この時期の勉強時間は以下のとおりです。
英語教室:週3h×4週×6ヶ月=72h
家で復習:週7h×4週×6ヶ月=168h
その他文法の本など=40h
スタディサプリTOEIC:12ヶ月=420h
合計:約700時間
まとめると、
管理人のスコア&勉強時間推移 | |||
受験日 | スコア | L:R | 勉強時間 |
2006年頃 | 200点 | ? | 240h |
2008年1月 | 355点 | L:275 R:80 |
640h |
2011年7月 | 470点 | L:315 R:155 |
|
2018年10月 | 600点 | L:350 R:250 |
700h |
合計 | 1,580h |
※L:リスニング、R:リーディング
このように、中学校1年で挫折した管理人がTOEIC600点を取るまでに掛かった勉強時間は、合計約1,580時間という結果になりました。
期間でみてみると、10年(笑)!!
一応ブランク期間を積み重ねると7-8年ほどあるので、実際には2-3年掛かったことになります。
最初の表(600点を取るまでにかかる時間)と照らし合わせてみると、
TOEIC600点を取るまでにかかる時間 | |||
現在の点数 | 600点まで掛かる時間 | ||
100点 | 1,000〜1,500時間 | ||
200点 | 800〜1,200時間 | ||
300点 | 600〜900時間 | ||
400点 | 400〜600時間 | ||
500点 | 200〜300時間 |
200点は800〜1,200時間ですので、私の1,580時間は相当オーバーしています。
時間が掛かった理由のひとつに、英会話の勉強をしていた時間が長かったことがあります。
英会話の勉強とTOEICの勉強は全く違います。
よって、これからTOEICを目指す方は、TOEICの勉強に絞って学習するべきです。
また、私の場合はブランクが多いことも理由のひとつ。
せっかく覚えた単語なども、使わなければ忘れてしまいます。
よって、一気に勉強したほうが、少ない時間で目標に到達できます。
さらに、記憶力が悪いことや、地頭が悪いのも理由のひとつですね(笑)。
これは、残念ながら生まれもったものなんで、仕方のないことだと思い「人は人、自分は自分」と受け入れるようにしていました。
経験からわかったこと→勉強を続ければスコアは必ず上がる
以上、恥ずかしい勉強経歴を書いてきましたが、この経験からわかることは、
英語が苦手すぎる人であっても、また挫折を何回したとしても、勉強を続けていけばスコアは必ず上がる
ということです。
勉強は確かに苦しいものです。
途中で諦めてしまう気持ちもよくわかります。
でも、今まで使ってきた時間を無駄にしないためにも、ぜひ勉強を続けてください。
続けることさえできれば必ずTOEIC600点を取ることができます。
諦めないでほしいと強く願います。
まとめ
以上、TOEIC600点を取るために必要な時間の目安について、考えてきました。
見てもらったとおり、私は人よりかなり時間が掛かっています。
それでも諦めずに続けたので、やーっとやっと600点を取ることができました。
次の目標は730点です。
こんな管理人でも、600点を取ることができたのはスタディサプリTOEICのお陰です。
このアプリがあったから独学でも勉強を続けることができました。
もし、独学で勉強したいなと思っている方はぜひ使ってみてください。
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