ここでは、Part1の対策と、具体的な勉強法を解説していきます。
「写真問題だから余裕!簡単!」と思いがちですが、意外と難しい問題も出たりするのがPart1。
しかも、一番最初に解く問題であるため、その後のながーい試験を受け続けるモチベーションに関わってきます。
よって、試験前までに勉強しておき、当日焦ることがないようにしましょう。
もくじ
Part1はディクテーションをメインに勉強する
TOEICの勉強に欠かせないのは、何度も問題を解いたり、音読やディクテーションの練習です。
特にPart1は、短い基本的な英文なので、ディクテーションをメインに行うことをオススメします。
なぜなら、全く英語が出来なかった私が、リスニングだけはスコアが取れたという、驚きの効果を実感した方法だからです。
ディクテーションとは?
ディクテーションとは、聞いた英文を書き出すこと。

そうなんです。
ディクテーションは、とても時間がかかるので、面倒ってやらない方が多いんです。
確かに、最初はかなり難しく感じるし、何度聞いても書けないという辛い状況が続きます。
でも、それでも頑張って続けていくうちに英文に慣れてきて、聴く回数もどんどん減ってくるんです。
そうなってきたらしめたもの!リスニングが楽になります。

実際に、私はディクテーションでリスニング力が格段に上がりました。
ディクテーションのメリットは、集中的に英語を聴くことができることです。
音読やシャドーイングも効果がありますが、他のことを考えながら口だけ動かしていることもよくありますよね。
しかし、ディクテーションは、書かなきゃいけないので、聞き取ろうとする力が何倍も出てきます。
よって、英語に集中できて、それに伴い、リスニング力も増すことになるんです。
また、今まで聞き取れなかった単語と単語のつながりや、略して発音しているところなど、細かい点にも気がつくようになるので、リスニングスコアが確実に上がります。
よって、短い文章で問題が作られているPart1,2は、ディクテーションをメインにトレーニングすることをオススメします。
Part1の勉強法概要
では、Part1の具体的な勉強法をご紹介していきます。
Part1の勉強法
- 問題を解く
- 答えあわせ
- 精読する(問題と選択肢)
- ディクテーションを行う
- 余裕があればシャドーイング(10回)
※同じ問題を1から5まで3回繰り返す
それぞれ詳しく解説していきます。
1.問題を解く
どの教材でも同じで、まずは問題を自分の力で解きます。
毎回本番のつもりで解きましょう。
2.答え合わせ
解答を見て、答え合わせをします。
解説があれば、正解した問題であっても必ず読むようにします。
3.精読する
TOEICに限らず、問題を解いた後に答え合わせをして終わってしまう方も多いんですが、どの英文であっても必ず精読することをオススメします。
精読とは、英文をしっかり分析しながら読むことです。
精読とは?
- 発音をチェック
- 単語の確認(意味と品詞)
- 主語と動詞の確認
- 文法の確認
- 全体の日本語訳の確認

そうなんです、結構多いんですよ。
でも、Part1とPart2は文章が短いので、この2つのパートだけでも精読をしておくと、英文に慣れてくるのでオススメです(余力があればPart5も)。
その際、問題文だけではなく、選択肢の(A)(B)(C)(D)も精読しておきます。
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4.ディクテーションを行う
精読が終わったら、いよいよディクテーションです。
1冊ノートを用意して、聞き取れる単語を書いていきます。
例えば、Part1の問題で「He's opening the door.」という英文があるとします。
最初に聞き取ったときに、「He」しか聞こえなかったらノートに「He」と書いて、また英文を最初から聞きます。
次に「the door」が聞こえたら、聞き取れていない単語「opening」の隙間を空けておき、「the door」と書きます。
このようにして、何度も聞いて、聞こえた単語を埋めていくということです。
このサイトでオススメしているアプリ、スタディサプリTOEICを使うと、このディクテーションをアプリで行うことができますので、通勤電車でも練習可能です。
5.余裕があればシャドーイング
ディクテーションをすると、何度も英文を聞くことになるので、練習はこれだけで十分です。
しかし、もし余裕があればシャドーイングもやっておきましょう。
シャドーイングとは、英文を聞いてそのまま口から発音するという方法です。
特に精読をした英文を練習することが効果的なので、精読をしてなおかつディクテーションをしたPart1をシャドーイングすることは、さらに効果があるということになります。
もしシャドーイングも行う場合は、10回を目安にしましょう。
1から5までの工程を3回繰り返す
ひとつの問題に対して、今説明してきた1から5までの練習を、最低3回は繰り返すようにします。
例えば、ディクテーションを行なった場合、最低でも10回は同じ英文を聞くことになります。
3回行うと30回は聞きますよね。
音読でもなんでもそうですが、やはり最低同じ英文を30回以上は聞く必要があります。
回数に関しては、いろいろなサイトや書籍から、効果的な回数を調べたサイトが面白かったのでリンクを貼っておきますね。
参考:英語の音読は何回すれば良いのか? 本やネットの意見をまとめてみた
Part1の勉強にはスタディサプリがオススメな理由
それでは、このサイトでオススメしている、スタディサプリTOEICを使った勉強法をお伝えします。
なぜ、私がスタディサプリTOEICをオススメしているのかというと、スタディサプリTOEICは初心者の方向けに、ひとつひとつ順を追って力がつくように構成されているからです。
スタディサプリTOEICのメイン講義である「パーフェクト講義」は、例題で問題のパターンや傾向を把握し、動画解説で理解して演習問題に進むような構成になっています。
順序に従って進めていくことで、初心者の方でも無理なく勉強することができるんです。
また、スタディサプリTOEICの最大の特徴である動画講義は、TOEICカリスマ講師である関先生が担当されているので、わかりやすくて本当にオススメ。
よって、TOEICを始めて受験される方や、公式問題集に挫折した方には使ってもらいたいアプリです。
また、Part1はディクテーションの練習をしていくわけですが、このスタディサプリTOEICのアプリにはディクテーション機能があり、通勤電車でもディクテーションの練習が可能。
紙とえんぴつを用意しなくても、ディクテーションが出来るという、私にとって喉から手が出るほど欲しかった機能がついています。
勉強を続けるコツは、いつでもどこでも手軽に始められることがとても大事。
このスタディサプリTOEICには、勉強を続けられる工夫がされていますので、ぜひ一度試してみてください。
パーフェクト講義を使ったPart1勉強法
それでは、スタディサプリTOEICのパーフェクト講義で勉強する方法を解説していきます。
まず、Part1の構成は以下の通りです。
- Part1の概要と学習法(動画解説)
- 例題と演習1 状態と親交の区別
- 例題と演習2 抽象的な語句
- 例題と演習3 位置関係の問題
- 例題と演習4 「積み重ねる」表現
- 例題と演習5 目立つものが正解?
以下は、パーフェクト講義のPart1対策の画像です。
このように、まず概要と学習法を動画で学び、パターン別の例題(動画解説付き)で練習をしてから演習に進み、トレーニングを積み上げて実力をつけていきます。
概要と学習法
以下の画像は、Part1の概要と学習法(動画講義)の画面で、まずPart1の全体を把握します。
例題
概要と学習法を確認したら、例題に進みます。
ここで問題を解いたとき、正解してもしなくても、下にスクロールして解説を読み、そして精読を行います。
- 発音をチェック
- 単語の確認(意味と品詞)
- 主語と動詞の確認
- 文法の確認
- 全体の日本語訳の確認
例題の動画講義
次に、例題の動画講義に進みます。
講義はだいたい5分前後の短い時間なので、気軽に視聴することができます。
問題を解く際に、特に注意すべきところが解説されていますので、必ず確認するようにしましょう。
ディクテーション
動画講義で大切なところを確認したら、いよいよディクテーションです。
上記の画像のように、スマホでディクテーションの練習ができるので、わざわざ紙とペンを用意しなくても気軽にトレーニングを進められるのがスタディサプリTOEICのすごいところ。
とにかく、何度も諦めずに聞いてみることが大切。
それでもどうしてもわからなかったら、1文字ヒントボタンを押して、答えを教えてもらいます。
これを繰り返していくことで、かなり聞き取りのレベルが向上します。
シャドーイング
最後にシャドーイングです。
これは、時間があればやっておきましょう。
なぜなら、シャドーイングは、長い文章であるPart3と4でかなり多くの練習を行います。
よって、短い文章であるpart1と2は、ディクテーションをメインにして耳を英語に慣れさせ、Part3と4でディクテーションメインの練習をすることをオススメします。
どのくらいの量をこなせばいいの?
TOEICの勉強は、とにかく繰り返すことが大事です。
関先生もおっしゃっていましたが、問題を解いて解答をチェックして、間違ったところを確認して終わり、となってしまう方が多いのが現状です。
でも、1回だけでは頭に残りません。
英語を身体に染みつけるためにも、最低でも、全ての例題と演習問題を3回は解くことをオススメします。
3回の方法ですが、パート別に一気に3回解くのではなく、パーフェクト講義のPart1からPart7まで通して、またPart1から解くということを3回繰り返すほうが効果的です。
私は最初、とりあえずPart1を何度も練習して、次にPart2へ、という方法で行なっていました。
しかし、正解を覚えていることがあり、適当に問題を解いてしまうことがあったんです。
Part7まで終わらせてから、また最初に戻って問題を解いてみると、忘れていることが多かったので、改めて勉強になりました。
また、ずっと同じ問題を繰り返していると飽きちゃうんですよね。
私はこの方法のほうが、自分に合っていると思ったので、現在は最後までやって解くことを行なっています。
また、動画は最低1回は確認、これは難しいなと思ったら2回以上視聴します。
ディクテーションは、70%以上出来たらOKとして次に進みます。
このようにして、スタディサプリTOEICのパーフェクト講義を使いこなしていけば、モヤっていた英語も、だんだんはっきりと見えてくるようになります。
公式問題集を使った勉強法
私は1年間スタディサプリTOEICを使って600点を取り、そのあとは公式問題集を使って勉強しています。
公式問題集でも同じように、3回勉強するようにしていますが、ディクテーションはだいぶ行なってきたので、以下のように減らしています。
Part1の公式問題集勉強法
- 1回目:問題を解き、ノートにPart1の全文のディクテーションをする
- 2回目:問題を解いて、間違ったところだけディクテーションをして、正解は音読10回
- 3回目:問題を解いて、間違ったところだけディクテーションをして、正解は音読10回
そして公式問題集も、1回目はPart1からPart7までを勉強し、終わったら2回目を練習するという方法です。
まとめ
以上、Part1の勉強法について解説してきました。
Part1は写真描写なので簡単そうですが、コツや問題パターンなどを頭に入れておくことも大切。
Part1は、一番最初の問題なので、その後の試験に対するモチベーションに関わってきます。
よって、スタディサプリTOEICや公式問題集でしっかりトレーニングしておきましょう。
初心者の方には、スタディサプリTOEICのアプリで動画解説を視聴しながら、通勤電車で勉強を続けることがオススメ。
今なら1週間無料でお試しができますので、動画やディクテーション機能を使ってみてくださいね。