TOEIC Part4はナレーションが流れ、その内容に対する質問に答える問題です。
Part4は1人の人が話すだけなので、複数の人が会話をするPart3よりも点が取れるパートと言われています。
しかし!私はPart4の方が苦手なんですよね。
今回は、Part4の特徴と解き方のポイントを取り上げていきます。
もくじ
TOEIC Part4の特徴
TOEICPart4特徴は以下のとおりです。
- 問題数は10問
- 設問と選択肢が問題用紙に書かれている
- 問題は1人で話すナレーション形式
- 最後の2問はリスト(表)付きの問題
- ひとつの問題に対して3つの設問
どんな問題が出るの?
Part4問題は、1人の人が話すナレーション形式になっています。
シチュエーションは、ラジオ番組、宣伝、お店のアナウンス、留守電などで、ある程度パターンが決まっています。
この2つの理由により、Part3のようなトークよりも点が取りやすいと言われています。
しかし、実は私、part4のほうが苦手なんです…。

なぜかというと、part3は女性と男性に分かれているので、もし最初が聞き取れなくても、会話ごとにその都度リフレッシュして聞くことができます。
しかし、part4は同じ人が続けて話すので、一度つまづくとそのまま引きずってしまい、最後まで何を言っているのかわからなくなってしまうことがあるからです。
Part4の方が点が取りやすいって人が多いらしいんですが、私のように苦手って人もいるので安心してください。
リスニング最後の問題→疲れが出てくる
Part4は、リスニングの最後の問題です。
Part3の13問に比べて、10問と少ない問題数になっていますが、そろそろ飽きが出てさらに疲れも感じるころです。
ついつい
「あー疲れたな」
とか思ってしまい、一瞬ぼーっとしてしているうちに、音声が流れてついていけなくなり、次の先読みも出来ない…という悪循環が起きやすいパートなんです。
よって、
「これでリスニングは最後だ!」
と、グッと気合を入れて臨むことがかなり大事になってくるパートです。

はい、大事です!
でも、TOEICは2時間という長い時間のテストで、しかもずっと英語という、普段とは違う脳を使い続けなければいけないんです。
よって、相当疲れを感じます。
その疲れをそのままにしておくと、頭がぼーっとしてくるので試験を途中で投げ出したくなります。
そこで、各パートに入るごとに気合いを入れていく必要があります。
気合は、言葉が効果的。
「このパートでリスニングは終わり!」
「頑張ったら帰りにたい焼きを買ってよし」
「このパートを頑張れば転職できる」
など、自分が喜ぶ言葉をかけてあげるようにすると、集中力が回復しますよ。
ぜひ試してみてください。
TOEIC Part4解き方のポイント
TOEICPart4の解き方には、3つのポイントがあります。
- 設問を先読みする
- 目を閉じて聞くか開いたまま聞くのかを決めておく
- 問題文が流れる前の「following ○○」を聞き取る
それぞれ詳しく解説していきますね。
設問を先読みする
Part3と4の一番大事なポイントは、設問を先読みしておくことです。
これ以外は必要ないと言っても過言ではありません。
なぜなら、先読みをするかしないかで、1回しか読まれない問題の聞き取り率がかなり変わってきます。
日本語でもそうですが、何を話すかもわからない状態でいきなり話を聞き取るのと、何が話されるのか少しわかっている状態で内容を聞き取るのとでは、理解度はかなり変わってきますよね。
よって、先読みをすることがPart3と4でスコアを取るための大切なポイントになります。
先読みの具体的な方法
では、先読みの具体的な方法を確認しましょう。
direction(説明)中に最初の問題の設問を先読みする
Part3が終わったら、すぐにPart4の最初の設問の先読みを始めます。
その間にPart4のDirection(30秒)が流れますので、もう一度同じ設問と選択肢をじっくり読みます。
「Question No.71 through 73 refer to…」と流れたらサッと音声に集中しましょう。
問題文のあとに設問が音声で3つ流れますが、聞きながら解くのではなく、音声は無視して自分で目で読みながらサッサと答えて次の問題に移ることもポイントです。
設問の音声は聞かずに答えて次の問題の設問を先読みする
繰り返しになりますが、設問の音声は聞かずに次の問題の設問を先読みすることが大事です。
音声の設問と一緒に解いていると、次の問題の先読みができないので注意してください。
ひとつの問題の3問目の設問が読まれるときには、次の問題の先読みが出来ているペースが理想です。
音声が流れているので気が散ってしまう場合がありますが、模試などで問題を解くときに同じシチュエーションで練習をして、慣れておくことをオススメします。
目を閉じたまま聞くのか、開いたまま聞くのか
Part3でも書きましたが、目を閉じたまま聞いてその後設問に答えるのがいいのか、目を開いて解きながら聞くのがいいのかを決めておくことも大事です。
スタディサプリTOEICの講師である関先生は、目を閉じて集中して聞くやり方です。
また、ネットで調べてみると、目を閉じてシチュエーションを想像して聞くという方が大半でした。
ちなみに私は、目を開けて問題を解きながら聞くようにしています。
その理由は、読む速度が遅いので、聴き終わった後に解いていると次の先読みができないことと、記憶力が悪くて内容を覚えていられないからです。
理想的な方法は、その場にいるように頭で映像化していくというのが覚えているやり方らしいんですが、私にはそれが出来ないんですよね。

このように、人には得意なものと不得意なものが必ずあります。
解き方にしても「満点を取っている人が言っているから」と自分で試さないで鵜呑みにするのはやめて、自分に合う方法を必ず探すようにしましょう。
勉強法も解き方も、これだけが絶対に正しいって方法はないと思ってください。
色々と試してみて、自分にしっくりくるものを見つけることも大切なことです。
問題文が流れる前の「following ○○」を聞き取る
Part3と4では、問題が流れる前に「Question No.71 through 73 refer to …」という前置きが必ず流れます。
Part3では「refer to the following conversation」とすべての問題で同じ文章が流れますが、Part4では「following ○○」と、○○が問題ごとに変わります。
例えば、以下のような単語が流れます。
Telephone message(電話のメッセージ)
Talk(話)
Broadcast (放送)
Excerpt from a meeting(会議の一部)
advertisement(広告)
announcement(お知らせ)
meeting(会議)
Recorded message(録音メッセージ)
introduction(紹介)
このように「これから会議の一部が話されますよ」と最初に教えてくれるということ。
よって、しっかりとこの部分を聞き取り、どんな内容が話されるのかと心を準備をすることが大事です。
この記事の参考図書
新TOEIC TEST入門特急とれる600点 TEX加藤著
スタディサプリTOEIC対策コース
公式TOEIC Listening & Reading問題集 Educational Testing
まとめ
以上、TOEIC Part4の概要と解き方について解説してきました。
Part3と4は先読みをすることがとにかく大事なパートです。
「設問を読んでからナレーションを聞く」という練習を行うことをオススメします。
そして、Part4はリスニングの終盤で疲れが出始めるころ。
Part3でかなり疲れが溜まっているので、そのままいくとズルズルと聞き取れないまま終わってしまう可能性もあります。
よって、「これで最後だ!」と、気持ちを新たに引き締めることも大切です。
この章をもう一度読んで概要と解き方を頭に入れて、TOEIC600点に向けてトレーニングしていきましょう。