パート別対策と勉強法

TOEIC Part7の特徴と解き方を具体的に解説

最後のパートであるPart7は、英語初心者にとって一番ストレスの溜まるパートです。

とにかく量が多いので、TOEIC600点レベルでは最後まで解ける人はなかなかいません。

しかし、Part5,6よりもPart7のほうが正解率が高いというデータもあり、焦らず淡々と解いていけばスコアアップが望めるパートです。

私もPart7は超苦手ってずっと思っていましたが、長文を読む練習をしてスピードを上げていくと徐々に解ける問題数が増えてきました。

今回は、英語初心者が苦手意識を持つPart7を紐解き、得意だと思ってもらえるように特徴と解き方を解説していきます。

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TOEIC Part7の特徴

TOEICPart7特徴は以下のとおりです。

TOEIC Part7の特徴

  • 全部で15セットの長文があり、問いは54問
  • 文章の内容を把握して答える問題がほとんど
  • とにかく量が多いので疲れる

どんな問題が出るのか

Part7は、

  • 1つの文章を読んで解答する問題10セット(29問)
  • 2つの文章を読んで解答する問題2セット(10問)
  • 3つの文章を読んで解答する問題が3セット(15問)

このような構成で出題されます。

後半になればなるほど難しくなり、最後の3セットは3つの文章から内容を読み取ることが必要。

文章の内容は、普段の生活でよく目にするビジネス文書が多く、社内メール、お客様からの手紙、新聞記事や求人広告など幅広く出題されます。

最近はチャットのメッセージ文章が出たり、ベジタリアンメニューのことが出題されたりと、時代にマッチした内容になっているのも特徴です。

TOEIC600点を取るにはPart7を優先させる

リーディングは量がとにかく多いので、TOEIC600点を取るためには時間配分が非常に大事な攻略法です。

通常リスニングが終わってリーディングに入ると、Part5から解いていくので、ここで時間を取られてしまうとPart7があと30分しかないなんてことになりかねません。

トウコ
私は時間配分を知らないころは、Part7に30分〜40分くらいしか残っていないことが多かったんです。

TOEICの単語帳で有名な金フレのTEX加藤先生は、TOEIC600点を目指す場合は、リスニング350点を目指し、リーディングはPart7を優先させるのがベストと言っています。

理由は、Part7の方が正解率が高く、スコアアップが望めるからです。

とにかく600点を超えるまではPart5と6を解く時間を短くして、Part7に55分以上の時間を残すことがポイントです。

TOEIC Part7解き方のポイント

TOEICPart7の解き方には、5つのポイントがあります。

TOEIC Part7の解き方5つのポイント

  • TOEIC600点を目指す場合は最初から順に解いていく
  • 英文を読んで難しいと感じたら適当にマークして次の問いへ
  • 誰が何のために書いているのかを意識して英文を読む
  • 先に設問を読んでから本文を読む
  • (番外編)マークシートの最後の行(10問)を最初に塗っておく

それぞれ詳しく解説していきます。

TOEIC600点を目指す場合は最初から順に解いていく

TOEIC600点を目指して勉強している方がPart7を解く場合、最初から順番に解いていくことをオススメします。

当たり前なことをなぜ改めて言っているのかというと、スタディサプリTOEICの講師である関先生は後ろの難しい方から解いているからなんです。

Part7の長文は、最初にひとつの文章だけのシングルパッセージが10セットあり、その後2つの文章と3つの文章からなるマルチプルパッセージが続きます。

TOEICは、休憩なしで2時間ぶっ続けでテストを受けなければならないため、最後はヘトヘトです。

そのため、体力があるうちに難しいマルチプルパッセージを解き、最後に簡単なシングルパッセージを解くという方法を勧めているんですよね。

これ、実際に本番でやってみたんですが撃沈しました…。

私のように長文を読むことに慣れていない初心者が、関先生のように毎回満点の方の解き方を真似してはいけなかったようです。

Part6を終わらせて14:05にはPart7に入り、後ろの3つのマルチプルパッセージから解いてみたところ、文章自体が難しくてパニックになっちゃったんです。

ヤバイと思い、急いでPart7の最初に戻ったんですが、気持ちが落ち着かず、最後まで引きずってしまいました。

知り合いのTOEIC900点の人に聞いたところ、もともと英語に慣れてないんだから、試験であっても簡単な英文から徐々に慣らしていったほうがいいよとのこと。

これは私だけかもしれませんので、気になる方は試験前に模試で試してみてください。

合う方もいるかもしれないし、自分がしっくりくる方法を試しておくのがオススメです。

英文を読んで難しいと感じたら適当にマークして次の問いへ

長文問題は、新聞広告だったりメールだったりと様々な形態の英文が出題されます。

フォントも違うし、単語がやけに難しい英文などがあり、スラスラ読めるものとそうでないものがあります。

TOEIC600点を目指している場合、Part7を最後まで解くことは不可能に近いので、もしあまりにも難しい文章だなと感じたら、適当にマークして次の問題に進みましょう。

なるべく得点を稼ぐためにも、ここでも捨てる勇気が大事になります。

トウコ
これは余談ですが…↓

私、新聞記事が苦手なんですよね。

フォントも好きじゃないし、改行が早いのも嫌い、内容も難しいことが多いので捨ててます。

わからないと焦ってしまい、ズルズルと引きずってしまう性分なので、自分なりの作戦のひとつです。

誰が何のために書いているのかを意識して英文を読む

TEX加藤先生のアドバイスになりますが、Part7を解くときに特に大事なことは、全体像を捉えることです。

文章には必ず目的があり、誰かが何かのために書いているものです。

それを読み取れば、必ず解くことができる簡単な問いがひとつはあるということ。

とにかく、誰が誰に何のためにを意識して読み進めることを頭に入れておきましょう。

先に設問を読んでから本文を読む

これは私が使っている方法なので、みなさんはぜひ模試などで確かめてからにしてください。

私は長文を読むことが苦手で、さらに記憶力が乏しいため、先に本文を読んでから設問を読んでも内容を忘れてしまっていることが多々あります。

そこで、まず設問を読んである程度聞かれていることを頭に入れてから本文を読むようにすると、何もない状態で読むよりも内容が残っていることが多くなりました。

TOEICのつらいところは、メモなどができないので頭の中で覚えておく必要があること。

Part3や4も同じですが、長文の内容を頭に入れておくことが苦手な方で、さらにイメージ力がない方は、先に設問を読んでおく方法を試してみてください。

補足ですが、イメージ力という言葉が出てきましたが、Part3や4は一度しか英文が流れないので内容を覚えておくことが大事です。

そのとき、言葉で覚えておくことは難しいため、イメージ力を使って残しておくという方法が良いそうです。

しかし、私はこれも苦手でとにかくイメージできない。

それよりも解きながら聞くほうが得意なので、今はこの方法を使っています。

他の記事で何度も書いていますが、人それぞれ性質も得意なことも違いますので、模試を解いて色々な方法を試してみて、自分に合った方法を見つけることがとても重要です。

(番外編)マークシートの最後の行(10問)を最初に塗っておく

これは、TOEIC700点の友人が教えてくれた方法で、前回やってみたらなかなか良かったので番外編として書いておきます。

TOEIC600点を目指している場合、ほとんどの方が最後まで解くことが難しく、解けなかった問いはマークシートを適当に塗らないといけません(いけないってことはないけど)。

やらなきゃいけないことがあると、ほんの些細なことでも頭の片隅に残っていて、なんとなく集中できない場合があります。

そこで塗り絵ストレスをなくすために、試験が始まる前にマークシートの最後の10問を塗ってしまうんです。

そうすることで、試験官の終了の合図までストレスなく、時計を確認することもなく全力で問題を解くことができます。

デメリットは、最後の問いまで辿り着いたときに塗り絵を消さなければいけないこと。

でも、塗り絵をしなきゃってストレスがないほうが良いと思うので、自分で行う模試でぜひ試してみてください。

この記事の参考図書

新TOEIC TEST入門特急とれる600点 TEX加藤著
スタディサプリTOEIC対策コース
公式TOEIC Listening & Reading問題集  Educational Testing

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まとめ

以上、TOEIC Part7の概要と解き方について解説してきました。

一番難関と感じるパートのため最後は力説してしまいましたが、参考になれば嬉しいです。

Part7は2時間の試験中、55分を使うパート。

勉強はもちろん大切ですが、解き方もかなり大切になりますので、ぜひ何度も読んで頭に入れて試験に臨んでください。

 

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