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TOEICテストは時間配分がとにかく大事!試験前に頭に入れておこう

TOEICを初めて受験する人にとって、試験はとても緊張するしどんな感じで解いていくのかも不安ですよね。

何の予備知識もなく受ける人はあまりいないと思いますが、試験前に自分で時間を正確に測って模試をする人は少ないんじゃないかと思います。

しかし、TOEICを受ける上でとても大事なことのひとつに「時間配分」があります。

もちろんリスニングは音声が自動的に流れていくので、時間を気にせずただ解いていくだけでいいんですが、リーディングは自分のペースで100問の問題を解いていかなければなりません。

TOEICに慣れていない人はここで時間配分を間違ってしまい、本当は解けた問題を解くことができずスコアを下げてしまうこともよくあるんです。

よって、今回は初心者の方向けにTOEICの時間配分について解説していきます。

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なぜTOEICテストは時間配分が大事なのか

では、なぜTOEICを初めて受ける場合時間配分が大事なんでしょうか。

冒頭でも解説しましたが、前半のリスニング試験の場合は自動的に音声が流れるのでとにかく解いていくだけで大丈夫。

しかし、リーディングに入った瞬間から自分のペースで解いていく必要があります

TOEICテストは、初心者には解けない難しい問題も入っているため、そこに時間を取りすぎてしまうと後半の大きな得点源になるPart7で時間が足りなくなるという事態が起こってしまうんです。

解けない問題も入っていることを念頭に

TOEICは、あなたのように初心者の人も受験しますが、満点を取る超上級者の人も同じ内容の試験を受けるシステムです。

例えば英検のように、レベル別に受験する級が分かれているわけではなく、TOEICはスコア性という制度をとっているため、同じ難易度の問題を解く必要があります。

という事は、難しい問題が各パートにちゃんと入っているためにつまずいてしまい、最後まで解くことができなくなるというわけです。

初心者はPart5に時間をかけすぎる

特に、リーディング最初のパートであるPart5は問題が30問あります。

穴埋め問題で、学校で受けた試験と同じような問題形式であるため、考えれば解けると思ってつい時間を掛けてしまうんです。

しかし、ここで時間を取ってしまうと最後のパート7に残された時間が短くなってしまい、解ける問題も手につけられなくなるということが起こります。

私が初めて受験したとき、時間配分なんて全く気にせずPart5に時間をかけてしまいました。

Part7にたどり着いたときは残り30分弱で、3つの文章しか解くことができなかったという恐ろしい経験があります。

3つの文章ということは、Part7では6問だけしか解けなかったということになるので、リーディングの半分に近い部分がぬりえ状態ということです(写真参照)↓。

トウコ
さすがに冷や汗ものでした…

金フレでお馴染みのTEX加藤先生の書籍(TOEIC入門特急とれる600点)にも、私と同じような方の経験談が載っていたので少しほっとしましたが、初心者の方は(ここまで酷くはないと思うけど)注意しておくことが大事です。

「とりあえず一度試験を受けてみたい」と、何も対策をせず受験することも有りですが、試験代も安くはありません。

よって、時間配分だけでもいいから頭に入れておくことを大きな声でオススメします。

では実際の時間配分について解説していきます。

TOEICリーディング部門の時間配分

TOEICリーディング部門の時間配分
Part5 30問 10分
Part6 16問 10分
Part7 54問 55分

リスニングは、13時45分位(試験によって1-2分の差がある)に終了します。

Part4の最後の問題のナレーションが終わったら、それに付随する3つの問題を自分のペースで解きますが、問題文とリスニングが終わったときに流れるナレーション(「This is the and of the listening test. Turn to part5 in your test book.」)は聞かずに、Part4の最後の問題を解き終わったらすぐPart5を解き始めます。

Part5の制限時間は10分

Part5の制限時間は10分です。

問題は30問ありますので、Part5は1問20秒のペースで解いていく必要があります。

よって、全ての問題の英文を読んでいる暇はなく、空所の前後を見れば答えがわかる文法問題などは文章を読まないなど、普段から練習しておくことも大事。

また、語彙問題はいくら考えてもわからないモノであることを頭に入れておきましょう。

難しい語彙ばかりが並んでいる選択肢の場合には、どうせ考えても絶対に正解など出てこないので、適当なところをマークして次の問題に進むことが必要です。

よって、Part5は2種類の勉強をする必要があると考えています。

  • 文法や文の構造などを勉強するためしっかりと文章を読む
  • 時間を考えてスピードよく解く練習

この2つを同時に勉強することが、Part5の攻略になります。

Part6の制限時間は10分

Part6は、Part5とPart7の中間といえるもので制限時間は10分

よって、このPart6もPart5の解き方をそのまま継続させることが大事になります。

また、Part6には文章を入れる問題が必ず入っていますが、初心者には難しい問題とされているので、もしわからないと思ったらすぐ諦めてOKです。

ここで時間を取られると、Part7の時間を取ってしまうことになるので気をつけましょう。

Part7の制限時間は55分

いよいよ最後のPart7に入ります。

Part5とPart6で20分使ったので時計は14時05分を指し、残り55分を使うことができているはずですので、思う存分長文を解いていきましょう。

スタディサプリTOEICの講師である関先生は、後ろの問題(トリプルパッセージ)から解くことを勧めています。

なぜかというと、TOEICは休みなしで2時間という長い試験なので疲れがどんどん溜まっていきます。

Part7の特徴として、後半になるにつれて複数の文章を読み解いていくことが必要になり、難易度が上がっていくんですよね。

長い間慣れない英語でどんどん疲れが溜まり、追い討ちをかけるように問題が難しくなっていくので本当に疲れてきます。

よって、まだ元気なうちに難しい後ろの問題から解いていくというわけです。

しかし、私たちのような初心者ができる人の真似をしてしまうのはとても危険

実際に、私はその方法を試験で試したことがあるんですが、急に難しい問題を解き始めたら出来なくてプチパニックになり、前に戻っても頭がボーッとして簡単な文章も読めなくなってしまいました。

よって、英文に慣れていない私と同じようなあなたの場合には、優しい文章から徐々に慣らしていくことをオススメします。

ただでさえ、試験という緊張した環境で場所で苦手な英語を読むわけですから、自分にやさしくっていう気持ちも大事ですよ。

この関先生の方法は、TOEIC600点を取った初心者脱却後からチャレンジしてみましょう。

最後まで解けなくても大丈夫

TOEIC600点を目指している場合、Part7を最後まで解く事はかなり難しいことです。

「隣の人がどんどん進んでいるのに自分はまだページをめくれない」

「まだ問題がこんなに残ってる!」

など、試験の途中でそんなことを思ってしまうと、それだけで焦りが出て英文を読む気力がなくなってしまいます。

その焦りを産み出さないためには、

Part7を全部解くことはできない

と最初から諦めておくことが大事です。

最初から諦めるなんて!ってお叱りを受けそうですが、これって本当に大事なことなんですよ。

とにかく焦りと無気力になることが一番怖いことなので、それらを排除するためにもこういった初心者用の心構えも必要です。

秘策:塗り絵を最初にしておく

先ほど、Part7は最後まで解けないということをお伝えしましたが、最後にちょっとした秘訣をお話しします。

残り時間が10分・5分となってくると、まだ問題が残っている私たちは本当に焦ってしまいます。

それは問題が残っているということに加えて、塗り絵もしなきゃっていう焦りがあるから(笑)。

これ、笑える話なんですけど実際に塗り絵の時間ってバカに出来なくて、試験管が「終了です」と言ったらペンは置かなければいけないので塗り絵はできません。

すると、問題を解いていてもなんとなく「塗り絵をしなきゃ」っていう焦りが頭のどこかに残り、集中力がなくなってしまう可能性があるんです。

そこで、私が友人から聞いた秘策があります。

それは、最初に最後の行だけ塗りつぶしておく(塗り絵を先にしておく)というものです。

こうしておくことで、塗り絵をしなくていいという安心感が生まれ、最後の最後まで時間を気にせず時計を見ることなく集中してPart7を解き続けることができるというわけです。

これ、私も半信半疑でやってみたら確かに良かったのでここでシェアしました。

もし、最後の塗りつぶした部分も解けるようなら、消しゴムで消して正しい答えを塗りつぶせばいいのでぜひいちど試してみてくださいね。

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まとめ

以上、TOEICリーディング部門の時間配分について詳しく解説してきました。

初心者の場合、Part5に時間を掛けてしまうので(口うるさいですが)、とにかくそこを気をつけるようにしましょう。

そして、Part7に55分残るように解いていけば、TOEIC600点を越すことができます。

試験前日にもう一度この記事を読んで、時間を頭に入れて試験に挑んでくださいね。

 

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