TOEIC Part6は、長文とPart5の穴埋めが混ざった問題で、中途半端で存在感が薄いパートと呼ばれています(可哀想な言い方だけど)。
中途半端な長さの長文に穴埋めがあり、さらに文章の一つを選ぶ問題があるので面倒さを感じざるを得ません。
正直言って、私が一番嫌いなパートです。
でも、Part7の長文と違って、短い文で4つも問題が入っているので点数が取れるパートでもあります。
今回は、Part6の特徴と解き方を解説していきます。
もくじ
TOEIC Part6の特徴
TOEICPart6特徴は以下のとおりです。
TOEIC Part6の特徴
- 文章が4つで問題数がそれぞれ4つ=合計16問
- 文章を丸ごと入れる問題
- 穴埋め形式の問題(選択肢は4つ)
どんな問題が出るのか
Part6は、100ワードほどの長さのメールやお知らせなどの文章の中に、穴埋め形式の問題3問と、丸ごと文章を選んで挿入する問題1問が出題されます。
穴埋めは、Part5と同じ問題形式なので以下のページをご参照ください。
関連記事:TOEIC Part5の特徴と解き方を具体的に解説
参考資料:スタディサプリ TOEIC対策コースvol5のテキストから
このように、穴埋めが3問、文を入れる問題が1問で合計4問が出題され、この形式が4セットあるということです。
TOEIC Part6解き方のポイント
TOEICPart6の解き方には、3つのポイントがあります。
TOEIC Part6の解き方3つのポイント
- 制限時間は8分で1文書2分以内に解く
- 文の頭から読んで素早く解答していく
- 文丸ごと挿入問題は難しいので読んでわからなかったら捨てる
それぞれ詳しく解説していきます。
制限時間は8分で1文書2分以内に解く
Part5を10分で終えた場合、13:55分になっているはずで、そこからPart6に入ります。
リーディングはとにかく自分でペースを配分しなければならないので、これが最初は結構大変。
大変な理由は、わからない問題を切り捨てる勇気がないので時間を使ってしまい、Part7で解ける問題が少なくなってしまうからです。
Part5でも話しましたが、とにかくPart7に時間を残すために(55分)、Part5とPart6で時間を掛け過ぎないように気をつけましょう。
文の頭から読んで素早く解答していく
Part6の問題は、文法穴埋めと文脈を把握して選ぶ単語問題、文を丸ごと入れる問題のため、ある程度内容を把握する必要があります。
よって、文の頭から読んで解答していきます。
以下の解説は、Part5と同じなので読まれた方は飛ばしてください。
意味の違う単語が選択肢に並んでいる場合
選択肢に、それぞれ意味の違う単語が並んでいる場合は単語問題です。
単語問題では、最初から意味を取りながら読み、空欄に入れる適切な単語を選択します。
意味の違う単語とは、以下のような選択肢のことです。
(A) style
(B) procedure
(C) sample
(D) approach
同じ単語の品詞が違う選択肢が並んでいる場合
選択肢に、同じ単語が違う形で並んでいる場合は品詞問題で、空欄に名詞か動詞か形容詞か副詞のどれが入るのかを問われます。
(A) suited
(B) suitable
(C) suitably
(D) suits
以上のような問題であれば、品詞問題です。
品詞問題は、意味を考える必要はありませんので、前後の単語を見て答えてしまいましょう。
一番早く回答できる問題で、10秒も目標にします。
参考記事:品詞問題の記事
その他文法系の問題
単語と品詞以外の問題は、様々な文法の問題が出題されます。
例えば、動詞問題や前置詞 or 接続詞問題、代名詞問題などです。
文丸ごと挿入問題は難しいので読んでわからなかったら捨てる
新形式になってから、この文を丸ごと入れる問題が追加されました。

苦手な理由は、文章を読む力が足りないからです。
選択肢が以下のように長めの文章になっていて、しかも4文もあるので読むこと自体が大変。
参考資料:スタディサプリ TOEIC対策コースvol5のテキストから
選択肢を読んでいるうちに、本文で何を言ってたのか忘れてしまうこともあり(記憶力が極端にない)、私にとって苦手すぎる問題です。
この文章挿入問題に関して、TEX加藤先生は「難易度が高いので、少し読んで難しかったら捨てろ」と言っています。
Part5でも、特に語彙問題は考えても絶対に答えが出てこないから諦めろって話をしましたが、ここでも同じです。
問題を解いているとどうしても解きたくなるのが普通だし、スコアを上げたいのでわからない問題があっても立ち向かいたくなります。
TOEICの試験を何度も受けていても、毎回捨てることって苦しいものです。
でも、このTOEICは時間が限られすぎているので、諦めることって本当に大事。
Part7に55分の時間を残すためにも、わからならなかったら諦めて適当に答えるということを常に頭に入れておきましょう。
このときは、適当にマークシートを塗りつぶしておきます。
あとで時間があったら戻ってこようなんて考えも捨てて、適当に今回は「B」に印をつけると決めたら潔くBに印をつけて次の問題に進みましょう。
そして、時間をPart7で使うことをオススメします。
この記事の参考図書
新TOEIC TEST入門特急とれる600点 TEX加藤著
スタディサプリTOEIC対策コース
公式TOEIC Listening & Reading問題集 Educational Testing
まとめ
以上、TOEIC Part6の概要と解き方について解説してきました。
Part6は中途半端な問題と言われていて、影の薄い存在です。
でも、Part5の少し長くなったヤツだと思うと、気がラクになりますよね。
ただ、Part5と同様で、時間を掛けてしまうとPart7で時間がなくなってしまいます。
600点を超えるまでは、Part5と6はあまり重要視しなくても大丈夫。
とにかく14:05になったらPart7に移行することを頭に入れて、スピードを上げて解いていくことをオススメします。