TOEICの基本情報

TOEICを初めて受ける人のためのテスト概要

TOEICテストを初めて受ける人のために、今回はテスト概要を解説していきます。

TOEICってどんな感じなんだろう?って思っている初心者の方は、ぜひ一度読んでおいてくださいね。

実際にどんな問題が出るのかを確認したい場合は、TOEIC公式サイトにPart1からPart7のサンプル問題が載っていますので、ぜひ参考にしてください。

サンプル問題

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TOEICのテスト概要

TOEICリスニング&リーディングテストは、全部で7つのパートにわかれています。

パート パート名 問題数 時間
Part1(リスニング) 写真描写問題 6問 約45分間
Part2(リスニング) 応答問題 25問
Part3(リスニング) 会話問題 39問
Part4(リスニング) 説明文問題 30問
Part5 (リーディング) 短文穴埋め問題 30問 75分間
Part6(リーディング) 長文穴埋め問題 16問
Part7(リーディング) 読解問題 54問
合計:200問 合計:約2時間

上記の表のように、リスニングセクションが約45分間で100問、リーディングセクションが75分間で100問、合計200問を約2時間で解くテストです。

途中休憩はないためかなり(すごく)疲れますので、集中力をどこまで継続できるかが重要になってきます。

トウコ
毎回テスト途中で帰りたくなる…

テストは英文のみで作られていますので、最初から最後まで英語づくし!

リスニングテストは、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアのナレーターが入り混じっています。

答えはマークシートを埋めていく方式です。

TOEICパート別テスト概要

では、それぞれのパート別のテスト概要をまとめです。

さらに詳しい内容を知りたい方は、各パート毎に詳しい対策や勉強法を書いた記事がありますので、そちらを参照してください。

パート別対策と勉強法

Part1 写真描写問題

一番最初の問題は、リスニングの写真描写問題。

一枚の写真について、ナレーションが1から4まで流れるので、合っている答えを選びます。

問題は写真のみで、問いや選択肢の英文は問題に載っていません。

問題数は全部で6問。

画像:公式TOEIC L&R問題集

このパートが一番好きって人が多いんですが、意外と難しい問題も出るので注意が必要です。

私の経験では、答えが微妙にわからない問題が2問あり(パート1は全部で6問)、簡単だと思っていたのに解けなかったからめちゃくちゃショックを受けて、そのまま最後までショックを引きずってしまったことがあります。

よって、それからは「パート1は簡単」と思わないようにしました。

スタディサプリTOEICの講師である関先生も、講義の動画の中で言っていましたが、満点を取るレベルでも「あれっ?」って思うことがあるくらいのレベルらしいので、1問や2問はできなくても大丈夫っていう気持ちを持っておくといいですよ。

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TOEIC Part1は、写真を見て解答するリスニング問題で、一番人気のあるパートです。 でも、全パートの中でも問題数が ...

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Part2 応答問題

リスニングの2つ目のパートは応答問題といわれるもので、1対1の質問と答えのやりとりで、一つの問いに対して3つの回答が流れるので、合っているものを1つ選びます。

問題文には何も書いていないので、とにかく耳で聞いて回答していくというのが大きな特徴です。

問題数は全部で25問。

画像:公式TOEIC L&R問題集

私はこのパートが一番好きなんですが、その理由は3つあります。

  • 最初を聞き取れれば答えが出る問題が多い
  • 選択肢が3つだから(他のパートは4つ)
  • 問題が短いので、もし聞き取れなくても次がある!と気持ちを切り替えることができる

このように、いいことが多いパートなので、得点を狙えるパートです。

とにかくポンポンとスピードがあるパートなので、わからなかったらすぐ気持ちを切り替えることがとても大事!

「あーわかんないなぁ…」

とひとつの問題に執着していると、すぐ次の問題文が流れてしまい、大事な冒頭を聞き逃してしまうので注意しましょう。

トウコ
TOEICテストって諦めが肝心なときもあるよ!
TOEIC Part2の特徴と解き方を具体的に解説

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Part3 会話問題

Part3もリスニングで、2人もしくは3人での会話が流れ、その内容に対する質問(3問)に選択肢4つの中から正解を答える問題。

問題数は全部で39問で、問題はこんな感じ↓

画像:公式TOEIC L&R問題集

また、後半では図や表などが入った問題が3問出ます。

このPart3とPart4なんですが、30秒から45秒くらいの会話が1回しか流れないので結構キツイと感じる問題です。

スタディサプリTOEICの講師である関先生は、

「言葉で覚えるのは難しいから絵(情景)を想像して覚えるのがよい」

と言っていました。

これは、目を閉じて会話を集中して聴いて頭の中で映像を思い浮かべて記憶させ、終わったら一気に3問の問題を解くという方法です。

トウコ
それが難しいんだけど…

私は記憶力がめちゃくちゃ悪くて覚えられないっていうのと、問題文と選択肢を読むのに時間がかかってしまい、焦ってパニックになってしまうんです。

特に、読むことが苦手なので、問題文と設問を15行読むだけでも大変。

よって、私のような人は聴きながら解いていくことをオススメします。

こんな方は聴きながら解くのがおすすめ

  • 想像力がなくて映像化が難しい人
  • 記憶力に自信がない人
  • 英文を読むのが遅い人
TOEIC Part3の特徴と解き方を具体的に解説

TOEIC Part3は、2人もしくは3人の会話が流れ、その内容に対する質問に答える問題です。 短い設問だったPart1 ...

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Part4 説明文問題

Part4は、Part3と同じような問題形式ですが、ナレーターが1人だけなのが特徴です。

問題数は全部で30問で、問題はこんな感じ↓

画像:公式TOEIC L&R問題集

Part3と同様に、図や表などが入った問題が2問出ます。

Part3よりも4のほうが好き!って人が多いらしいんですが、私はPart4の方が苦手…。

男女で交互に話すPart3は、それぞれの会話なので掴みどころがあるんですが、1人のナレーションだとそれが難しく感じてしまうんです。

特に最初のほうが聞き取れないと、何を話しているんだかさっぱりわからなくなっちゃうんですよね…。

トウコ
こっちが得意な人がうらやましい…

このPart4もPart3と同じように、私は聞きながら解くようにしています。

聞いてから一気に解くか、聞きながら解くかは、必ず試験前に自分でどっちが得意なのか確認してみることをオススメします。

TOEIC Part4の特徴と解き方を具体的に解説

TOEIC Part4はナレーションが流れ、その内容に対する質問に答える問題です。 Part4は1人の人が話すだけなので ...

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リスニング問題からリーディング問題へ

このPart4でリスニングは終了です。

リスニングが終わると、

「This is the and of the listening test. Turn to part5 in your test book.」

とナレーションが入りますが、これは聞かずにすぐPart5に入ってください。

Part5 短文穴埋め問題

さて、いよいよリーディングに入ります。

最初はPart5で、短文(私にとっては短くないけど)にひとつ穴が開いているので、選択肢4つの中から正解を選ぶ問題です。

問題数は全部で30問。

画像:公式TOEIC L&R問題集

内容は、品詞・文法・語彙がそれぞれ約10問ずつ出ます。

全パートの中で、一番単語や文法が難しい問題でもありますが、学校でしっかり勉強されてきた方は得意なパートです。

30問ありますのでかなり多く、リスニングと違って自分のペースで解くことができるので、ついつい時間を取ってしまがちなパート。

リーディングはとにかく時間との勝負なので、わからないと思ったら考えずにすぐ捨てて次の問題にいくことが大切です。

トウコ
捨てるのって勇気がいるんだけど…

気持ちはとてもわかりますが、わからない問題は考えてもわからないことが多いんですよ!

だとすると、そこで考えて時間を取られるよりも、必ず解ける他の問題に時間を使うべき。

ポンポンとリズミカルに問題を解いていきましょう。

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Part6 長文穴埋め問題

Part5の次のパートは、長文穴埋め問題と言われているパートで、なんとなく存在感が薄い場所です。

名前のとおり、長文の中に空欄があり、埋めていくパートで、全部で16問あります。

問題はこんな感じ↓

1問必ず文章を入れるところがあって、ここが初心者が難しく感じる部分です。

金フレで有名なTEX加藤先生は、600点を目指す初心者の場合、この文章を入れる問題は捨ててOKと言っています。

とにかくPart7に時間を取ることを優先させるため、捨てられるところは捨てていくことが大切です。

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Part7 読解問題

いよいよ最後の大きなパート、Part7です。

これが終われば試験は終わるんですが、ページをまくってもまくっても問題が出てくるので、ウンザリしてしまうパートです。

問題数は54問!多い!問題はこんな感じ↓

最初は簡単な文章ですが、だんだん複数の文章を読み取らなけば解けなくなってくるので難しく時間が掛かってきます。

TOEIC600点を目指している場合、最後まで解くことはほとんどできないので安心してください。

トウコ
安心もできないけどね…

とにかく英文を早く読むことがポイントになるので、日頃から読む練習をすることが大事。

Part7を制すればTOEICを制す!ってくらい難関なパートですが、ある意味ここが得意になれば高得点を狙うことができます。

私はもちろん苦手なパートですが、TOEIC 960点を取った友人に言われたひとことで少し自信がつきました。

それは、

「日本語で解いたらめちゃくちゃ簡単な問題なんだよ」

結局、単語がわからないから読めないというのが大きな理由で、問題自体は難しくないってことなんです。

確かにそうだよなぁと思い、単語を一生懸命勉強するキッカケになりました。

Part7を勉強していると、自分の単語力がよくわかると思います。

問題を使って単語力をアップする方法をオススメしている記事もあるので、ぜひ参考にしてください。

何度も挫折した私が続けられている英単語勉強法

TOEIC600点を取るために単語力が必要であることは、何度も他の記事で書いてきました。 このことは私の経験から一番伝え ...

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また、以下の記事ではさらに詳しいPart7の特徴と解き方を解説しています。

TOEIC Part7の特徴と解き方を具体的に解説

最後のパートであるPart7は、英語初心者にとって一番ストレスの溜まるパートです。 とにかく量が多いので、TOEIC60 ...

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TOEICテストの種類

最後のおまけで、現在行われているTOEICテストの種類について解説していきます。

現在以下のテストを開催しています。

  • TOEIC リスニング & リーディング
  • TOEIC スピーキング & ライティング
  • TOEIC ブリッジ リスニング & リーディング
  • TOEIC ブリッジ スピーキング & ライティング

世間では通常TOEICというと、TOEIC リスニング & リーディングのことを指します。

まだ受験したことがない方は、まずこのTOEICリスニング&リーディングから受験しましょう。

余談ですが、私は以前TOEICのモニター募集に当選したことがあります。

そのとき、初めてスピーキング&ライティングテストをモニター受験させてもらいましたが、本当に出来なくてビックリしました(笑)。

スピーキングはヘッドホンをつけ、画面の問題についてマイクに向かって回答するんですが、言葉が全く出ず無言になってしまい「やばいっ」と焦り、最後の10秒くらい話すという有様。

ライティングも悲惨で、チャットやメールを打つんですが本当にダメダメ。

そしてブリッジもモニター受験したんですが、これがとても簡単で、さすがの私も成長したんだな…と感慨深くなりました。

TOEIC SQUAREに登録しておけば、もしかすると募集メールが届くかもしれませんので、ぜひ登録してメールをチェックしてみてくださいね。

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まとめ

以上、TOEICではどのような問題が出るのか、パート別に簡単に解説してきました。

勉強する前にどのような問題が出るのかを把握しておくことも大事です。

そして、もうひとつ大事なのが時間配分です。

これは次の記事で解説していきますので、試験前にぜひ一読しておいてくださいね。

 

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